弊社で建築物省エネ法の計算書類を作成させていただいた実績をご紹介させていただきます。
【用途区分】中学校
【建設地】滋賀県
【面積】10,800㎡(増築部分:3,800㎡、既存部分7,000㎡)
【計算方法】モデル建物法 学校モデル
平成28年4月1日時点で現に存する建築物の増改築で、増築面積が増築後の全体面積の1/2を超えていないため、適合判定ではなく届出の対象となりました。
増築部分の断熱・建具仕様は、屋根が硬質ウレタンフォーム2種1号t50、外壁が吹付け硬質ウレタンフォームA種1t25、窓ガラスは単板ガラスでした。
空調機器はパッケージエアコン(空冷式)で熱源容量・熱源効率は標準的(250~300W/㎡、効率1.1~1.2程度)で全熱交換器の採用もありませんでしたが増築部分のBEIm/ACが0.84、BEImは0.79、既存部分のBEImはデフォルト値1.2を適用しました。
建物全体は、増築部分と既存部分のBEImを面積按分した結果、BEIm=1.06となりましたが、既存部分が平成28年4月1日時点で現に存する建築物でしたので、BEI≦1.1となればよいため基準適合となりました。